patagonia frisbeeは
回収したプラスチックを60%以上使用して成型したディスクです。
20年くらい前
あのディスクの原型ができた時、サンプルを見せてもらい
回収されたカメラ用フィルムのケースを主たる材料で製造した
と聞いた覚えがあります。
現在もそうだとは考えにくいですが、
patagonia frisbeeのファンはたくさんいると思います。
遅れること10年
Hero discは、自社で販売し使用済になったディスク
※特にディスクドッグでの消耗が多かったため...
を回収して再度ディスクを製造できないかと
工場スタッフと何度もミーティングを持ちました。
回収したディスクには不純物がめり込んでおり
それを取り除かなければ、数千万円する成型機が故障する。
使用済ディスクの回収をどうするか?
コストの問題。
あらゆることがハードルでした。
1、使用済ディスク10枚につき新品1枚と交換
ディスクドッグ大会会場で回収キャンぺーン実施
2、1万枚の使用済ディスクが貯まるのに2年以上かかりました
3、マンパワーで使用済ディスクを洗濯
4、粉砕機で細かく粉砕
5、遠心分離機でごみ、不純物を除去
これで材料が準備完了
後は通常のディスク成型と同じ
現在はタイプ160・タイプ185(ハード)で
回収した使用済ディスクを70%以上使用したリサイクルモデルを製造
※上のブルーのディスク
コンシューマーリサイクル・タイプ235
回収した使用済ディスクを70%以上使用したタイプ235
※下のピンクのディスク
ファクトリーリサイクル・タイプ235
成型段階で発生するバリや切り取った材料注入口の切断不要部を貯めて再度成型