カリスマです。
岐阜から福井へと渡ったグルメツアー・・・ではなく、出張ツアー。
ディスクの明るい未来を感じた非常に有意義な旅となりました。
ディスクが多くの人々を楽しませるツールとして存在しているのは、
現地の関係者の情熱に支えられているからということを改めて実感しました。
ひるがの高原スキー場スタッフの皆様、
そして坂井市職員の皆様、
ディスクを楽しむ環境を支えていただき、いつも本当にありがとうございます!
しかし、ひるがの高原も坂井市もディスクゴルフコースの利用者は増えてはいますが、
施設の利用者を増やすための起爆剤とは成り得ていない現実も垣間見ました。
カリスマの仕事はディスクゴルフコースを作ったら終わりではなく、
その土地に植えた花に時折水や肥料を与えに現地に赴き、
現地の方々と一緒になってその地域に合わせた育て方を考えていくこと。
もっと多くのお客様ににディスクで楽しんでもらうためにはどうすれば良いか、
今回も多くの宿題をいただいて帰って来ました。
まず、ひるがの高原と坂井市のコースに共通する問題は、
コースのレベルが競技者レベルであるということ。
我々のように少しでもディスクをかじったことのある人間であれば
どちらも気持ち良く思い切り投げることができる日本でも有数のダイナミックなコースです。
しかし、初めてディスクに触れる方々やお子様連れのご家族にとって難易度が高く、
ディスクを楽しいと思うまで至らないのではないでしょうか。
まずはディスクを楽しいと感じてもらわなければディスクは普及しませんし、
ディスクゴルフコースの存在意義も無くなってしまいます。
その中で昨年大変良いモデルケースがありました。
岐阜県飛騨にある無印良品南乗鞍キャンプ場で
昨年からキャンプ場内にファミリー向けのディスクゴルフコースがオープンしました。
平均30mと距離の短いコースですが、家族連れのお客様に大好評でした!
コースの距離が短いと大人と子供の実力差がつかないため、
結果、親子が本気になってディスクを楽しむという現象が生まれました。
家族によっては1日中コースを何回も何回もラウンドしていました。
この大人と子供、男性や女性などボーダーを越えて一緒になって楽しむ風景は、
ドッヂビーでもよく見ることができます。
それは正しく我々が目指す場所なのです。
だからと言って競技者向けのコースが悪いわけではありません。
ディスクを上手く投げられるようになったら、
もっと思い切り投げたいという衝動に駆られると思います。
そうなれば距離の長いコースでも楽しむことができるでしょう。
初めてディスクに触れる方でもそこまでのプロセスをきちんと踏んで
地域のディスクゴルフコースで楽しめるよう誘導してあげることも
我々の使命だと感じています。
舞子高原ホテル舞子ディスクゴルフパークでは初心者と中級者上級者が共存できるように
それぞれのレベルでコースを分けて楽しんでもらっています。
コースは有料ですが、初心者の方には無料でインストラクターからレクチャーが受けられます。
これは新たな取り組みとして他の地域のモデルケースになるかもしれません。
もちろんこれは舞子高原のように広大な敷地があればこそできることでありますが、
例えば限られたスペースでも期間限定で体験コースを作り講習会などを開いて
積極的に地域の方々に楽しんでもらうことを心掛けていけば、
既存のディスクゴルフコースもディスクの楽しさも再認識してもらえるのではないでしょうか。
私も今後ひるがの高原や坂井市でもカリスマディスク練習会を開催したりして
地域の方々とディスクを通じて交流と親睦を深めて行きたいと思っています。
それが私にできる唯一の恩返しです。
このように世の中にディスクと、ディスクに情熱を持って携わる方々がいる限り
私の旅は続いていきます。
今回の旅は終わりましたが、次に私が訪れるのはあなたの町かもしれません。
旅先でお会いすることを楽しみにしております!
カリスマ福田