1コマ45分の授業を行い、10分の休憩時間で次の小学校に移動を繰り返す過酷なスケジュール。
坂井市職員の方々も大丈夫か心配していた。
しかし、ヒーローの辞書に『不可能』の文字はなし。
ましてやドッヂビーを扱って『失敗』の二文字もなし!
坂井市の子供たちの未来を賭けた戦いが幕を開けた。
最初の挨拶は元気良く!
子供相手の基本である。
時には織田裕二のモノマネを無茶ブリされても怯んではいけない(実話)。
子供たちに通じなくても決して怯んではいけない・・・
芸人の基本である・・・
大半の子供たちはドッヂビーの存在を知っていた。
ひょっとしたらオレは上手く投げられるぜ!なんて
思っていた子供もいたかもしれない。
そこで我々は授業の最初に挨拶代わりのデモンストレーションで先制パンチ!
自由自在にドッヂビーを操って魅せた。
子供たちはドッヂビーが描く優雅な軌道に魅了された。
悲鳴にも似た歓声を上げ、ただただドッヂビーの軌道を目で追いかけた。
子供たちは正直だった。
目の前で繰り広げられる神業を見て、自然と我々を尊敬する眼差しに変わった。
我々をドッヂビーの先生と子供たちが認めた瞬間だった。
続く