改めて言うが、この物語は熱血教師たちの記録である。
ドッヂビーを上手く投げるコツはまず握り方からと熱く語った。
ディスクが飛ぶためには回転が必要なのだが、
ディスクに回転をかけるためにはしっかりと握らないとディスクに力が伝わらない。
我々はドッヂビーを握った子供たち一人一人のキラキラした目を見ながら
握り方が間違っていないか確認した。
次に投げ方だ。
真っ直ぐ狙ったところに投げるためには、
横を向くこと。
ディスクを地面と平行に投げ出すこと。
そしてしっかりと回転をかけること。
子供たちに多くの説明はいらない。
子供は見様見真似の天才だ!
ポイントを押さえたシンプルな説明で十分子供たちは楽しむことができる。
逆に、間違ったことも簡単に吸収してしまう危うさもある。
間違っている投げ方もきちんと説明しなければ、
まだ発達途上の子供たちの体を壊してしまうことに繋がる。
ディスクの発想は自由。
子供たちの発想はそれ以上に自由だ。
細心の注意を払って、その自由な発想を伸ばしていくのも我々の仕事である。
上の写真のように、子供たちがこれだけ密集していても安全に楽しめるのが
ドッヂビーの魅力の一つ。
隣の子が投げたドッヂビーが顔に当たっても、笑顔で返せる魔法のツール。
今回の出前授業で最大70名近くの子供たちの授業を担当したが、
怪我無く授業を終えられたのも大きな成果だ。
壁や子供同士の激突等に配慮すれば、
ドッヂビー自体での怪我をほとんど考えなくて良いのは
教育の現場に立つ方々にとっても魅力的なツールに映ったのではないでしょうか。
続く